外部ITF回路

2018年11月21日にて現在のURLは次のURLに移行しました。

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外部機器との信号のインタフェースがある場合、絶縁型が基本です。特に、距離がある場合は、ノイズ対策も十分考慮する必要があります。 通信インタフェースについては、ここでは述べません。

1) 接点出力インタフェース

    出力機器側に電子回路も持たない場合の一般的な形態である。通常、無電圧接点信号

    が用 いられる。

    接点信号出力用部品のコンタクト部分の信頼性には留意する。リレー接点では、クロスバ・ツイン

  Ag(表面Au合金) など接触信頼性の高いものを選択する。 

 

    さらに留意すべきは、機器の停電、信号線の断線時においての信号状態の定義である。

接点信号 インタフェース

 

    機器の警報信号(ALM)を、A/B、開/閉のどちらにするかの参考情報を下表に示す。

2) フォトカプラ入出力インタフェース

    絶縁型インタフェースで一番ポピュラーなのが、フォトカプラ・インタフェースである。

    インタフェース用電源を信号出力側と入力側のどちらに持つかで、回路形態が異なってくる。

 

   ➊ 出力側電源

フォトカプラ フォトカプラ

   ➋ 入力側電源

フォトカプラ フォトカプラ

                            R1          : フォトカプラ電流制限抵抗

                            R2          : 信号路C容量含むノイズ対策抵抗

                            ZD1・ZD2  : ノイズ対策用ツェナーD

                            Z1~Z4    : 雷対策用ZNR (屋外機器)

        フォトカプラPHC1,2は、必要によりダ^ーリントンタイプを使用する。

        R2は、インダクタンス成分を持つ1Wの巻線抵抗で、数十Ω程度が望ましい。

        ZDは、サージ耐量の高い、1Wクラスとする。

        Z2、Z4のEラインは、機器のE端子と出来るだけ短く・太く接続する。

 

        入力側に電源を持つ場合の入力側回路は、無電圧接点信号の入力インタフェースにも

        適用である。

   ➌ フォトカプラ特性

フォトカプラ特性

       ベース端子付きフォトカプラを使用すると、B-E間の

       抵抗RBEにより、電流伝達特性(ctr)を抑制す

       ることが出来る。

 

       抵抗RBEと並列にセラミック・コンデンサを挿入すると

       信号積分効果も得られる。

 

       注意すべきは、電流伝達特性が経年変化に

       より劣化することである。条件によっては、5

       年で、50%程度低下するので、余裕度は十分

       に持たせる必要がある。