P基板関連
2018年11月21日にて現在のURLは次のURLに移行しました。
印刷配線基板(P基板/基板)のパターン設計について述べます。
基板パターン設計は、外部委託することが多いと思います。最近では、ネット・リストだけ確認し、パターンの引回し・状態などのチェックをしない設計者が多いと聞きます。
大半の委託業者は、回路のことまでは考えてくれません。設計者自らパターンの引回し・状態などをチェックしなけば、設計責任を全うすることは出来ません。
チェックしない理由に、時間の問題を挙げるのは誤りです。現地含む、後工程での色々なトラブル発生などの事を考えると、絶対にチェックは必要です。
何をチェックすれば良いか分からないという人でも、チェックをすれば、色々な気付きに遭遇します。 それは、パターンに関係ない事柄も含め、設計中の機器に関する重要な気付きであるはずです。
このページでは、パターンチェックの基本的なポイントをリストアップします。これらは、業者にパターン設計を委託する際の、指示事項の参考にもして下さい。
1) チェック準備
チェック図は、pdfファイルで原寸の約2倍サイズのものを使用する。
基板各層の図面を、トレーシング・ペーパにプリントし、基板チェック図を作成する。
この基板チェック図は、自身で使い易い様にアレンジして作成する。 作成したチェック図は
後々、色々な場面で利用できるので、保管しておく。
2) チェック項目
基本的なパターンチェックの例を下表にリストアップする。これ以外にも色々な観点からのチェック
項目があるはずであるから、自身のチェックポイントを築きあげていく。