基本構成
2018年11月21日にて現在のURLは次のURLに移行しました。
C言語プログラムは、関数から構成されます。関数は処理単位をまとめたもので、main関数とそれ以外の関数(sub関数:サブルーチン)に分類されます。
1) 基本構成
① 宣言部
・インクルードファイル指定
・コンフィギュレーションビットの設定
・共通の変数・定数の宣言
② main関数部
・main変数・定数の宣言
・メインプログラム部
③ sub関数部
・sub変数・定数の宣言
・サブプログラム部(サブルーチン)
<繰り返し使用される処理や、単位機能をまとめたもの>
2) 注釈文
プログラムを記述する上で重要なのが、第三者が見てどの様な処理をしているかが分かるよ
うにすることです。このための1つの方法として出来るだけ注釈(コメント)文を記述します。
① ”//” :// の後の記述(1行)が注釈文となる。
② ”/* ・・・*/” :* 間の記述(複数行)・・・が注釈文となる。
第三者でなくとも自身が時間経過後に記憶を呼び戻すためにも、適切な注釈を残すことが
求められます。
3) main関数部
関数は以下により構成されます。
[データ型] [関数名](仮引数1,仮引数n) { // main関数では、引数は存在しませんの
変数・定数の宣言 // でデータ型は、「void」とします。仮引数
実行文; // も「void」とします。ブランクの()でも可
return文; // です。
}
4) sub関数部
➊ sub関数の構成もmain関数の構成と同じです。
宣言部で、関数宣言しておきます。
[データ型] [関数名](仮引数1,仮引数n);
引数が無い場合は、void宣言します。
➋ sub関数の呼び出し(実行)は、以下とします。
[関数名](実引数1,実引数n); // (引数)が無い場合は、ブランク()としま
// す。
関数呼び出しの(実引数1,実引数n)は、sub関数の(仮引数1,仮引数n)に代入され演
算が行われます。
➌ 戻り値がある場合は、return文で記述します。
<例> return x; // x:データ型宣言済の変数
5) 宣言部
➊ インクルードファイル指定
XC8 Cコンパイラー用ヘッダーファイル<xc.h>は、mainファイル作成時に自動的にインクルードされます。
後、PICデバイスのヘッダーファイルを追加します。
#include <p18f4553.h>
➋ コンフィギュレーションビットの設定
コンフィギュレーションビットは、PICの動作条件を設定するビットで、種類と現在の設定状態を以下
の操作で確認出来ます。
プロジェクトが開いた状態で、Window/PIC Memory Views/Configuration Bits
詳細については、プログラムの作成/「動作条件設定」ページにて説明しています。
➌ 共通の変数・定数の宣言
main関数&sub関数で使用する共通の変数・定数を宣言します。
main関数、sub関数それぞれで宣言できますが、宣言した関数内でしか使用出来ませ
んので注意が必要です。
➍ sub関数の宣言
4) sub関数部 ➊で記述しているsub関数宣言をします。