プログラムの作成

2018年11月21日にて現在のURLは次のURLに移行しました。

https://edesignk.info

Projectの作成ページ➊でダウンロードしたファイルの中に、Exampleプロジェクトが機能単位に提供されています。ここでは、その一つを例にしてプログラムの作成を行います。

プログラムの作成手順例

Exampleプロジェクトを、ProjectごとMyProjectsにコピーする方法もありますが、ここではProjectの作成ページで作成したProjectをベースに、プログラムの作成例を順を追って説明します。

プログラムは、EPWMで生成したADCタイミングで、ADCを起動し2CH分の信号をADC変換するものです。

Exampleソースプログラムのコピー

   1) Exampleプロジェクト[adc_soc]フォルダーの中のCファイル[Example_2833xAdcSoc]を開く。

TMS320F28335

       上に、ファイルの冒頭一部を示す。

   2) このCファイルのTEXT全てをコピーし、Projectの作成ページで作成したProjectのSource

        のmain.cに貼り付ける。

 

        CCSのツールバーのSaveアイコンをクリックし、保存する。                   Saveアイコン

ソースプログラムのコンパイル

   1) ソースプログラムにエラーがないか、コンパイルしてみる。

          コンパイル・アイコンは、2種類あり、

                          左アイコン : Incremental Build    右アイコン :Rebuild All

         プログラム全体をビルドするのが右側アイコンで、変更部分だけをビルドするのが左側の

         アイコン。

   2) ビルドの実行。最初のビルドであり、Rebuild All 実行。

       プログラム作成途中であり、エラーがあれば修正してエラーを 0 にする。

TMS320F28335

          この場合、ファイルが見付からないというエラーであり、不足しているファイルを追加する。

   3) Project/Add Files to Project コマンドにより、Projectの作成ページ ➊-5)に示す

       フォルダーから、以下のファイルをProjectに追加する。

 フォルダー

 ファイル

 DSP2833x_common/source

 DSP2833x_Adc

 DSP2833x_common/source

 DSP2833x_PieCtrl

 DSP2833x_common/source

DSP2833x_ SysCtrl

 DSP2833x_common/source

 DSP2833x_PieVect

 DSP2833x_common/source

 DSP2833x_DefaultIsr

 DSP2833x_common/source

 DSP2833x_ADC_Cal

 DSP2833x_common/source

 DSP2833x_usDelay

 DSP2833x_common/include

 DSP2833x_GlobalPrototypes

 DSP2833x_common/gel

 f28335.gel

TMS320F28335

   4) エラーが 0 になれば、

       Project/Saveコマンドを

       実行し、プロジェクトを保存する。

         

       この段階でのProjectの

       状態。      

TMS320F28335

   以上で、一応プログラムの形は出来たことになりますので、デバックに進みます。